(「映画で知るハワイ」をテーマに映画や動画についてのエッセイを書いています.初回の「ピクチャー・ブライド」はこちら.2つ目は戦争,3つ目は観光,4つ目はプリンセス,5つ目は先住民関連,6つ目はThe Wind and the Reckoning、7つ目はハワイ語は生きるというメッセージを発信するドキュメンタリー,8つ目はピジンという言語をテーマとする映画,9つ目は短編映画、10個目はハワイとつながりのある俳優、11個目はSNS動画,12個目は公共放送PBSハワイについて書きました。ここからはオーイヴィTVを紹介していきます。「映画で知るハワイ」シリーズはこれで最終回です.)
ハワイの映像メディアというと,ケーブルテレビで見ることができるいくつかのテレビ局が思い浮かぶ.オアフ島のホノルル市で見ることができる主要なテレビ局を挙げるとFOX, ABC, CBC, NBCといったネットワークに属するKHON, KITV, HawaiiNewsNow(KGMB/KHNL)や公共放送ネットワークのPBSなどがあり,これらは全て英語メディアである.英語以外の言語をみてみると,日本語としては独立系のKIKU TVで日本の番組が放送されていたりするし,韓国朝鮮語のメディアもある.ここでは映像系エスニックメディアとして,ハワイ先住民の言語文化を扱うオーイヴィTV(ʻŌiwi TV)を取り上げたい.(YouTubeチャンネルはこちら.)ちなみに,ハワイ語でイヴィは「骨」という意味で,オーイヴィで「子孫」という意味になる.ハワイアンが作る,ハワイアンのための映像メディアがオーイヴィTVだ.