NZでは選挙が近づいていることもあり、自宅の郵便ポストに政治家(国民党)の講演イベントのチラシが入っていました。
表面はカラー印刷(鮮やかな青)で、候補者の写真と共に英語で説明文が記述されています。
一方、裏面は白黒印刷で、講演会情報が上から
中国語(簡体字)
インドネシア語
ベトナム語
ハングル
で記されています。
この地区における民族集団の存在と影響力を示しているようです。オークランドに日本と繋がりのある人々は2万人ということですが、上記には含まれない少数者集団なんだなと実感しました。
NZでは選挙が近づいていることもあり、自宅の郵便ポストに政治家(国民党)の講演イベントのチラシが入っていました。
表面はカラー印刷(鮮やかな青)で、候補者の写真と共に英語で説明文が記述されています。
一方、裏面は白黒印刷で、講演会情報が上から
中国語(簡体字)
インドネシア語
ベトナム語
ハングル
で記されています。
この地区における民族集団の存在と影響力を示しているようです。オークランドに日本と繋がりのある人々は2万人ということですが、上記には含まれない少数者集団なんだなと実感しました。
NZの公共ラジオRNZはラジオ以外にもコンテンツが充実しています。動画もあれば、Podcastもあり、もはやラジオではない感じです。
例えば、動画シリーズで、Conversation with my immigrant parentsがあります。各動画は数分で、ある個人のインタビュー、ドキュメンタリーになっています。Season 1はEpisode 8まであり、一気に見ることができるとともに、NZ社会の一面が強烈に迫ってきます。Season 1だけでも、トンガ、フィリピン、パキスタン、韓国、アルゼンチン、カンボジア、南アフリカ、ジンバブエ、という出身地への言及がありました。
どうやらこれらのコンテンツは日本では見れないようです。一手間かければ見られる手段はあるようですが。
日本でもこのようなコンテンツはあるのか気になります。
Witi Ihimaeraの最新書の元になったRNZの企画がWiti Underwaterです。80歳にして改めてマオリ語を学び始めた彼を追ったドキュメンタリーということになるのかなと思います。まずはEpisode 1(2025年6月16日)。タイトルとしては、沈んでしまう、という意味。
ハワイ先住民が運営するテレビ局が登場か?という事案があるそうです。しかし、OHAが今のところテレビ局を買収することはない、という声明を出しました。理事会で否決とあります(OHA, 2026年5月28日)。対象として検討されていたのは民間のKITVだそうです。
先住民のメディアというと、オーイヴィTVがありますが、より規模の大きい本格的なメディア会社を傘下に収めることの意味が問われている、ということになります。KITVの経営状況やOHAの持つ資金との関係、どのような利害関係を持つ人々が動いているのか、などなど気になる点が思い浮かびます。
アメリカのハワイ語とNZのマオリ語が置かれた状況は似ているのですが、ハワイ語では今このようなことが話題になっている一方、マオリ語は独自のテレビ局があるので、メディアを介した影響力、言語に関するイメージ形成や言語政策でいうところの地位計画や獲得計画で異なる点もあることがわかります。
英語をNZの公用語に、という動きをめぐる続報(RNZ, 2026年5月30日)。英語はde facto(事実上の)公用語であり、今回のような法律は不要、という解説があります。法律が必要なのは予算の確保が目的であり、英語の場合は(再活性化の只中にあったり継承語教育が行われている)少数者言語と違うので、そのような法律は不要。ということは、今回の法律は実質上の効果を持たず、「象徴的」な意味合いがある、云々とポイントが提示されていてわかりやすいです。
ホクレアといえばハワイアンルネッサンスを引っ張った船ということになりますが、そのホクレアが(姉妹船のヒキアナリアと共に)ニュージーランドのオークランドの港に係留しています。数ヶ月前から報道されていたようですが、休日に散歩をしていてようやく気がつきました。「あれ、ホクレアって書いてある。あれ、ハワイの旗がたなびいているぞ」みたいな。
政府ロゴのデザイン変更に関してやはり異議が唱えられました(RNZ, 2026年5月22日)。先日言及したことば「順序」についてです。Public Service省の長官からの指示だけれども、Māori Development and Māori Crown Relations省の長官に事前の問い合わせがあったか、マオリの人々への問い合わせがあったか、という点が問われています。連立政権の取り決めがあったこと、単に実務的な変更であるという主張がされていること、変更に伴う多額の費用が本当に発生しないのかということ、これらに対し、どのようなやりとりが行われていくのか引き続き報道を追っていきたいと思います。
マオリ言語文化に関するベストセラー本Maori Oraの著者Hira Nathanのインタビュー記事が掲載されていました(RNZ, 2026年5月21日)。名前に関する語りに共感する読者が多かったのだろうと思います。"[T]here's no one way to be Māori"という引用が印象的です。
英語が先になった、とニュージーランド政府のロゴのデザイン変更が報じられています(RNZ, 2026年5月20日)。
これまではマオリ語、そして英語という順番。現在の連立政権(National, NZ First, ACT)による方針が具現化された1つの例ということになるのかと思います。
一方、労働党の党首がこの動きを批判し、ガソリンの問題など生活に密接に結びついた問題に取り組むべきだと主張する中で、"Frankly I don't care what order the words go in."と述べているのに驚きました。言語政策上、順番は譲っちゃいけないと思いますが、 労働党も、連立政権も認識はそれほど変わらないのかもしれません。
Iwi radio、イウィ・ラジオと呼ばれるメディア テ・ヒク・ラジオ(Te Hiku Radio)。CEOが英語でtribal radioと説明していたので、「部族ラジオ」ということになるかと思います。21あるイウィ・ラジオの1つということです。1990年代に始まり、2010年代にデジタルの世界で新たな展開があり、ラジオ以外のメディアも統合したハブのようなサイトがテ・ヒク・メディア(Te Hiku Media)です。CEOはTime誌で2024年に世界的な影響力のある人物として特集(2024年9月5日)されています。ちなみに、政治家のShane Jonesの末の弟でもあるそうです(2020年2月2日)。記事の中で触れられているのですが、一番年が下というのはポリネシア文化では特別な意味があるのかなと思います。ハワイの文脈でも、ペレの末の妹のヒイアカが特別な力を持っていたり、というのを思い出します。
Spark Arenaの周辺にたくさんバスが停まっていて、コンサートがあるのかなと思ったら、カパハカの地方予選大会が行われていたということを知りました(2026年5月17日、TVNZ)。2年に1回開催されるテ・マタティニ(Te Matatini)の予選の年ということで、来年ワイカト地方で本選が開催されます。開催地は持ち回りということで、毎年、同じ場所で開催されるハワイのフラ大会とは異なります。
ところで、イヒマエラの小説の中に、ホッケーの大会を異なるグループが主催するという描写が登場するのですが、それと似ているなと思いました。(NZではホッケーといえば、芝生の上でやるスポーツを指すようです。)
新しいことばかりなので、「ようです」と連発することになります。。
昨日Writers Fesivalで講演していたWiti Ihimaeraですが、RNZではインタビューが放送されていました(2026年5月16日)。
ところで最新書のタイトルは、
Te Kaikaukau
The Swimmer
I Te Ao O Te Reo
となっています。
最初の2行はマオリ語と英語で同じ内容を伝えていて、3行目で「言葉の世界で」というマオリですので、全体で、「言葉の世界のスイマー」というようなタイトルということになります。
ハワイ語だったら、SwimmerはKa Mea ʻauとなるのかなと思いますが、Ka mea i 動詞でKai 動詞となることがあるので、それと似ているように見えます。
RNZはNPRと違ってトランスクリプトが準備されていないので、実際に聴いてみるしかないですが、聴いてみる価値はあるのかなと思います。ここでも名前について語っていました。
Auckland Writers Festivalでウィティ・イヒマエラ(Witi Ihimaera)の講演を聴きに行ってきました。(イベントに向けた動画はこちら。)20数年前にハワイ大学で講演を聞いたことがあり、楽しみにしていました。先日のRNZに関する投稿で言及したStacey Morrisonが聞き手。Ihimaeraはマオリ系であり、NZで最も有名な作家と言っても良いのかなと思います。現在、個人的に短編集Pounamu pounamuを読んでいるのでが、講演ではこの短編集からの逸話が語られる場面が目立ちました。最新作The Kaikaukau/The swimmer i te ao o te reoでは、Witi Ihimaera Smilerと名前が記されており、80歳にしてマオリ語を改めて学び出した彼が新たなアイデンティティの境地に達したようです。講演の中でも自分の全てを受け入れることにしたという趣旨の内容を述べていました。
ところで、Ihimaeraの最も有名な作品はおそらくWhale Rider(鯨の島の少女)かなと思いますが、いくつか作品を読んだり、 講演を聞いたりしていると、果たして主人公が「少女」であることはどれくらい革新的な問題だったのだろうかと疑問を感じます。日本語のタイトルとしては関心を惹くでしょうが、原作の精神を尊重しない選択にも感じられ、翻訳の難しさがこの点にも表れています。
マオリ語の再活性化に関する番組がRNZで放送されていました(RNZ, 2026年5月14日)。MATAというビデオポッドキャストの特番ということで動画もこちら。英語とマオリ語を交互に話しながらやりとりしています。特番でのホストはステイシー・モリソン(Stacey Morrison)ですが、MATAのホストは通常ミヒンガヌイ・フォーブス(Mihingarangi Forbes)のようです。新しい名前ばかりで大変ですが、Forbesは政治を、Morrisonは教育をマオリの視点から語るジャーナリストのようです。
ちなみに、番組名のMATAは、マタと読みますが、ハワイ語だとマカ(Maka)。「目」や「顔」という意味です。
マオリ語のカフェに関する続報。昨日はThe NZ Heraldの記事でした。今日はRNZの記事です(2026年5月13日)。昨日と同様、SNS上とは対照的に、ウェブサイト上ではコメント機能がなく、静かです。カフェのメニューがマオリ語で掲載されていますが、英語からの借用語になっていることがわかります。まさにこの借用語がどうカテゴリー化されるのかが面白い点になるのだろうと思います。つまり、ある人はカフェのオーナーのように、これらはマオリ語だと主張し、批判的な人はマオリ語ではないと主張するでしょう。記事の中で印象的な表現は、この投稿の見出しで引用した"as Māori as walking into a marae"です。マラエ(集会所)に足を踏み入れるのと同じくらいマオリ的な体験ですよ、という意味になります。
マオリ語の使用を求めるカフェRumakiがオープン(Rotorua Daily Post, 2026年5月12日)。Rotorua Daily Postの記事をNZ Heraldが転載しているようです。7月にロトルアでオープンします。SNS上では記事掲載から1時間程度で1,000以上の反応があったようですが、ウェブサイト上ではコメント欄がないので静かに掲載されている状態。
マオリ語の再活性化が進んでいる現状を踏まえると、このようなカフェがありそうでなかったように思うですが、reo rua、つまり二言語で運営しているカフェは他にあるけれども、今回はマオリ語のみ、というスタンスをとっている点が新しいということになるようです。オーナーのMiraka Daviesさんは、マオリ系の人物です。大人になってからマオリ語を学び始めたという背景を持っています。
記事の見出しのNo Englishというフレーズが強烈です。記事によると、注文するには表現を教えてくれる補助のアプリがあったり、話そうという姿勢があれば店員さんがサポートしてくれたりするそうです。
ハワイ語再活性化に向けた課題の1つである教員の育成について書かれた記事です(Ka Wai Ola, 2026年4月1日)。しばらく前の記事ですが良い記事なのでリンクを貼っておきます。
著者はハワイ大学ヒロ校の教員です。 1980年代の話者数、現在のイマージョンスクールの生徒数、学校数、家庭でハワイ語を使用すると回答した人数、教員数などがまとめて言及されています。
ハワイ語は他所から教員を連れてくることはできない、ハワイで要請する必要がある、という点が大事なのかなと思います。
NZの国歌。タイトルはGod Defend New Zealand/Aotearoa。このタイトルを見ると、マオリ語はおまけみたいな感じがするなと思ったのですが、英語のタイトルが長く、マオリ語のタイトルが短いということで、タイトルと同様、歌詞も英語とマオリ語版が完全に一致しているのではないようです(ブリタニカ)。RNZのウェブサイトでは、英語歌詞が上、マオリ語歌詞が下に提示されています。一方、音声ファイルでは、まずマオリ語で、次に英語で国歌が流れます。2000年の音源だそうです。
ニュージーランドで英語の公用語化が議論されています(RNZ, 2026年5月7日)。実質的な公用語の公的な地位を法制化するのはなぜか?という疑問が頭に浮かびます。以前からかもしれませんが、最近は、移民政策やインドとの自由貿易協定をめぐる報道を耳にする機会が多いです。