2026年7月27日月曜日

最も美しい単語

最も美しい単語にマオリ語が選出されたというニュース(RNZ, 2026年7月27日)。民間の会社による「格付け」で、審査員は言語学者のグループだそうです。定義がよくわからないし、頼まれてもいないレストランの格付けみたいで個人的にはあまり興味を惹かれないのですが、最近、NZ国内では英語の優先度を明示することに象徴されるように、マオリ語に対する扱いは否定的なニュース、支持者に危機感を持たせるような報道が続いていたという点を踏まえると、国内外の評価にギャップがあるという今回の報道は果たして政府の言語政策に影響を与えるのでしょうか。

ちなみに、選出されたマオリ語はKaitiakitangaで、日本語的に読むなら、カイティアキタンガ、となります。ハワイ語だったらKuleana、クレアナにあたるのかもしれません。どちらも、自分とさまざまなもの(例えば自然や祖先)の結びつき、その結びつきに伴う責任、応答することの義務と権利、というような意味になるのかと思います。まさにこの点を一言で説明できない、ということが上記の評価を受けた理由ということのようです。 

2026年7月26日日曜日

フランス語と英語のバイリンガル教育

フランス語と英語のバイリンガル教育というと、カナダの話かな?と思うかもしれませんが、NZの話です。NZの南島にあるクライストチャーチで運営されている学校についてラジオで取り上げられていました。(RNZ、2026年7月20日)。

Year 1から7(おおよそ小学校)までの学年が設けられたこの学校に入学するには、保護者の少なくとも1名がフランス語話者であるという条件があるようです。在籍している生徒の家庭はフランス出身ということになるのかなと思います。

オセアニアにはフランス領ポリネシア(いわゆるタヒチを含む)がありますが、国境の壁があるので、NZにいるタヒチ出身のフランス語話者というのは極めて少数のようです。NZではパシフィカと呼ばれる人々の存在感が高いものの、その多くはオークランドから地理的に近い(飛行機で3、4時間の)サモアやトンガ、そしてクック諸島(ラロトンガ)と繋がりがあると言えそうです。

2026年7月21日火曜日

ハンセン病共同体とツアー

ハワイ州のモロカイ島カラウパパは、ハンセン病患者の共同体がある(あった)ことで知られています。最近、ここへのツアーが数年ぶりに再開されることになったものの、地元住民(記事では「活動家」と記されています)による抗議運動が行われたことがニュースになっていました(2026年7月12日)。現時点では米国国立公園局(NPS)により「保留」状態。

元々、元患者住民によってツアーが実施されていましたが、 コロナによって無期限停止となり、その後もツアーは再開されていませんでした。2024年時点での経緯を報じている記事はこちら(Civil Beat, 2024年2月28日)。

国立公園局の上層部、地元のオフィス、住民、活動家、(元)患者とその家族、(聖人となったダミアン神父の足跡を辿るツアーを望む)カトリック教徒などなど、さまざまな主体というか、利害関係者がかかわっているようです。

人気の名前

NZでマオリ語の名前が増えているという記事がありました(RNZ、2026年7月21日)。元首相など著名人の例、現在の人気の名前、名前をつける時の文化的な注意点(重要!)などが述べられています。過去のラジオ番組で専門家へのインタビュー音声も聞くことができます。

ハワイ語との比較で興味深かったのは、女の子の名前としてMāia(マーイア)が人気があり、「勇敢」という意味だそうです。ハワイだと勇気を関連づけられそうなKoa(コア、戦士)は男の子の名前として人気がありますが、類似の意味の名前を女の子につけるというのは少ないように感じました。

2026年7月15日水曜日

悲しいウクレレなど存在しない!

Air Tahiti Nuiの機内で視聴できる動画の中で、il n'y a pas de ukulele tristeという動画がありました。フランス語の発音は「イル ニ ア パ ドゥ ウクレレ トゥリストゥ」のような感じ?日本語で「悲しいウクレレなど存在しない」という意味のようです。2024年にフランスで製作されたドキュメンタリーかなと思います。いろいろな国や地域が登場して楽しく視聴しました。このTV5Monde Plusというウェブサイトで視聴できます。英語字幕も出せます。個人的にはハワイ、タヒチ、クック諸島の楽器の形状の違いが興味深かったです。

2026年7月7日火曜日

Community Meeting

NZでは選挙が近づいていることもあり、自宅の郵便ポストに政治家(国民党)の講演イベントのチラシが入っていました。

表面はカラー印刷(鮮やかな青)で、候補者の写真と共に英語で説明文が記述されています。

一方、裏面は白黒印刷で、講演会情報が上から

中国語(簡体字)

インドネシア語

ベトナム語

ハングル

で記されています。

この地区における民族集団の存在と影響力を示しているようです。オークランドに日本と繋がりのある人々は2万人ということですが、上記には含まれない少数者集団なんだなと実感しました。 

2026年6月6日土曜日

移民の親との会話

NZの公共ラジオRNZはラジオ以外にもコンテンツが充実しています。動画もあれば、Podcastもあり、もはやラジオではない感じです。

例えば、動画シリーズで、Conversation with my immigrant parentsがあります。各動画は数分で、ある個人のインタビュー、ドキュメンタリーになっています。Season 1はEpisode 8まであり、一気に見ることができるとともに、NZ社会の一面が強烈に迫ってきます。Season 1だけでも、トンガ、フィリピン、パキスタン、韓国、アルゼンチン、カンボジア、南アフリカ、ジンバブエ、という出身地への言及がありました。

どうやらこれらのコンテンツは日本では見れないようです。一手間かければ見られる手段はあるようですが。 

日本でもこのようなコンテンツはあるのか気になります。 

2026年6月5日金曜日

Pacific Waves

 ニュージーランドはパシフィカと呼ばれる集団の存在感があります。RNZにはPacific Wavesというポッドキャストがあります。

Podcast

Witi Ihimaeraの最新書の元になったRNZの企画がWiti Underwaterです。80歳にして改めてマオリ語を学び始めた彼を追ったドキュメンタリーということになるのかなと思います。まずはEpisode 1(2025年6月16日)。タイトルとしては、沈んでしまう、という意味。