Dr. Ron Williams Jr.による 9月7日のレクチャーの続きです.講義のタイトルは,Hōʻeuʻeu Hou: Sons of the Mission and the Shaping of a New "Mission," 1863-1888, Hawai‘iです.1863-1888の時代に着目して講義しています.多くの引用があり,早口のようにも感じられる英語ですが.パワポもあり,わかりやすいです.今後の授業で事前課題としても利用させてもらおうと思います.Sons of the misson,つまり,宣教師の(ハワイ生まれの)子どもたちに関する数多くの引用の中でも,個人的にはUnwritten literatureやPele and Hiʻiakaなどの著書でも知られているNathaniel B. Emersonの引用が驚きでした.ハワイ先住民の文化を紹介し,ハワイ語にも精通していた人物が基本的にハワイ先住民から主権を奪うことに積極的に関与していたということを心に留め,今後の研究に反映させていく必要を再確認しました.
レクチャーの前後の前置きやコメントがどのような反応を予期したものか想像することも必要かと思いました.質疑応答からも色々学ぶことがあります.
今回のレクチャーの元になっている2013年の博士論文(歴史学)はハワイ大学のScholarSpaceで公開されています.論文題目はClaiming Christianity: The struggle over God and nation in Hawaiʻi, 1880-1890です.