ところで、映画の上映から数日後,私がカイルア方面にウクレレレッスンを受けに行くと,その日の練習曲にカウアイ島に関するコーケエ(Kōkeʻe)という楽曲があったからだろうか,ハワイアンの先生が『風と報復』を話題にした.主演のジェイソン・スコット・リーがオアフ島のパールシティー高校に通っていた時の話をしているのを聞いていて,やはり誰がハワイの映画の登場人物を演じているのか気になるのだなと思ったものだ.ちなみに、「コーケエ」はスラッキーギター奏者のミュージシャン,デニス・カマカヒによる作品だ。カマカヒはハワイアン・ルネッサンスで先住民文化の再興を盛り上げた人物の1人である.1970-90年代はサンズ・オブ・ハワイなどのバンドメンバーとして、それ以降はソロ活動も行った。果たしてカマカヒはコオラウの物語を知っていたのだろうか.