映画の舞台はオアフ島とカウアイ島で、ジョージ・クルーニーがハワイ先住民役で主演した．テレビドラマのERなどで知られるクルーニーはアイルランド系アメリカ人の俳優なので、一見，ミスマッチな配役のように聞こえるかもしれないが，民族間の結婚が進んだ結果、ハワイ先住民の人口におけるパート・ハワイアンが占める割合が高く、外見だけで先住民系かどうか判断できるとは限らない．だからこそアイルランド系のクルーニーが先住民系のキャラクター，マット・キングを演じ，視聴者もそれを受け入れた．キングというラストネームも実際に先住民系の名前として認識されている．クルーニーはこの役でゴールデングローブ賞を獲得した．