2025年8月6日水曜日

映画「ブルー・ハワイ」と観光4/7

エルヴィス・プレスリーが演じているのは紋切り型の描写がされていないチャドという若者だが,実際はプレスリー自身を演じていると言えるかもしれない.彼が演じているのは,異性からモテモテのハンサムな男性であり,歌や踊りがうまく,彼自身の数々のヒット曲などを歌うミュージカル映画でもあるからだ.Blue HawaiiCan’t Stop Falling in Loveなどは、どれもどこかで聞いたことがある曲ではないかと思う.だから,映画「ブルー・ハワイ」はさながらプレスリーのミュージックビデオのようだ.彼を主演としてハワイで撮影された類似の設定を持つミュージカル・コメディ映画は,他にも1962年の「ガールズ・ガールズ・ガールズ」,1966年の「ハワイアン・パラダイス」がある.タイトルからも内容が明らかだ。プレスリーは時代を超えた文化アイコンであり、だからこそ、1990年ごろに、ワイキキのショーではかつてハワイ出身の幼いブルーノ・マーズがプレスリーのモノマネをするパフォーマンスを行なっていた。ポップやRBのシンガーソングライターとして活躍することになるマーズのパフォーマンスを観客を魅了したことだろう。(ちなみに、私はハワイのハロウィンでエルヴィス・プレスリーに扮する人物に遭遇したこともある。象徴的なポンパドールの髪型で、赤いネクタイと白いスーツ、そしてサングラスを身につけ、かなりのクオリティーだった。)