映画の冒頭と最後は白黒の画面で、年配の女性の声でナレーションが入る。冒頭では単に日本からの移民や写真花嫁に関する解説のように聞こえるかもしれないが,最後は写真花嫁としてハワイに渡った女性による回想シーンとして聞くことができる。その回想によれば、ハワイを新たなホームとし、今は子どもも孫もいるというような内容だ。これはプランテーション労働者たちが作業中に歌っていた労働歌「ホレホレ節」の歌詞そのものであり、ナレーションはハワイを新たなホームとして定住したリヨの声なのだろう。