カラーカウアが滞在11日目(1881年3月14日)に行ったこととしては,皇居へ参内,皇居内の会食に出席,ということになります.
宮中晩餐会の出席者には大隈参議,つまり早稲田大学の創立者である大隈重信もいたようです.読売新聞によると,カラーカウアが横浜港に到着した際,岩倉右大臣などと出迎えに赴いたと報じられています.
なお,その後,1890年代には,ハワイ王国の転覆時や日本からの移民の上陸拒否事件など,ハワイの政局が混乱していた際,当時外相だった大隈が戦艦をハワイに派遣することにも関与していました.このように,大隈とハワイ王国,カラーカウアとの間には少なからず接点があったということになります.
こういった趣旨でカラーカウアの滞在を振り返っています。