2022年11月5日土曜日

SYNGMAN RHEE'S THIRTY YEARS IN HAWAII

HIFFで公開されている映画SYNGMAN RHEE'S THIRTY YEARS IN HAWAIIを見ました.SYNGMAN RHEE(李承晩)は例えばWikipediaだと「大韓民国の初代大統領」と記されています.少し検索すれば,日韓の間ではいろいろと評価の分かれる人物として言及されていることがわかります.

とりあえず,映画だけに限って感想を述べると,アメリカ東海岸で教育を受けた後,相当な時間をハワイで過ごしたこと自体を初めて知りました.RHEEが設立した寄宿舎制の学校や教会の場所がハワイ先住民の宣教師を養成したNorth Pacific Instituteの跡地だったり,現在も小学校がある場所だったりすることも新たに知りました.(初代中華民国臨時大総統であった孫文(Wikipedia)もハワイの学校で学んだりしましたので,東アジアの指導者とハワイの繋がりは大変興味深いです.)

一方で,日系移民の苦難の歴史をめぐる語りと似ている点も多々あると感じました.日系と比較すれば圧倒的に少数派であった(ハワイの人口の2%を超えることがなかった),併合の歴史があるからこそ苦難をテーマに作品がまとめられているのは仕方のないことだと思います.しかし,ハワイ先住民(への言及)が皆無なので,このあたりはSettler Colonialismの観点から批判を受けるかもしれないとも感じました.