過去の映像も公開されていて,これはありがたいです.過去2年分(2020年と2021年)を視聴できます.今年の分も後で公開されるのでしょう.
過去の映像の中には,2021年にセッションがあったアーティストのSolomon Enosの回があります.2008年にPolyfantasticaという作品が話題になっていましたが,それから10年以上が経ち,ハワイの各地で彼の壁画やブックカバーなどで見かけるようになりました.本人のウェブサイトはこちら.無料でダウンロードできる作品もあります.映像の中では,PolyfantasticaはWorld buildingあるいはgrowingの試みなんだという発言が印象的でした.多分,Enos本人にとってはPolyfantasticaは重要な位置付けをしているのだけど,(映像の中でもかなり熱意を持って語っているので)世の中で評価されているのは彼の壁画なんだという理解をしました.10数年を経て,Polyfantasticaはそれほど受けなかったけど,壁画を中心とするエノスの作品には需要があり,ハワイ先住民社会のポジティブなイメージを造成してきたと言えるのかもしれません.