今朝の大阪は小雨が降り、研究室の窓から見える桜が少しさびしげです。
スター・アドバタイザー紙(2011年4月7日)にはハワイアン音楽について残念なニュースが掲載されていました。グラミー賞が部門の再編成を行い、これまで109あった部門が78に縮小されました。この結果、2005年に新設されたグラミー賞のハワイアン音楽部門がなくなり、他のジャンル(アメリカン・インディアン、ケージャン、ザイデコ、ポルカ)とともに、新たにRegional Roots音楽という新ジャンルに再編成されたようです。
記事はハワイアン部門の再編成に関していくつか理由を挙げていて、既存の音楽賞との間に見られる評価基準の差異、(それ故)グラミーの会員になるハワイのミュージシャンが少ないこと、賞の主催団体への批判などに触れています。再編成に関しては何よりも市場の拡大が思うようにいかなかったことが大きいのだろうと思います。
グラミー賞に関してはこれからハワイアン・ミュージシャンたちがこれまで別のジャンルに属していた人々と競うわけですから、当然、受賞はより困難になりますし、異なるカテゴリー間で優劣をつけるというのも多くの問題をはらんでいるように思われます。これからはグラミー賞以前から設けられていたナホク賞がより存在感を増すのかもしれませんね。
ちなみに、なかなか紹介できず今になってしまいましたが、今年のグラミー賞ハワイアン部門の結果が出た後、先月のMidWeek紙にはシリル・パヒヌイによる批判記事(2011年3月1日)、そうした批判に対するダニエル・ホー、ティア・カレレ、エイミー・スティルマンによる反論記事(2011年3月2日)が掲載されていました。