このブログではグラミー賞ハワイアン部門について何回か書きました(例えば昨年の12月)。どうしてグラミー賞に注目するかというと、ナホク賞と受賞者が随分異なるあたりが興味深いからということになります。
さて、ハワイアン部門が設けられてから今年で5回目。今年の受賞者は・・・・ダニエル・ホーとティア・カレレでした。『イケナ』という作品です。民族音楽学者のエイミー・スティルマンも作詞で参加していて、カリフォルニアにまつわるチャントを提供しています。ダニエル・ホーはこれまでプロデューサーとして3年連続で受賞していますが、パフォーマーとしては今回が初受賞です。あと、女性としてはティア・カレレが初の受賞者ということになりました。
アドバタイザー紙の記事はこちら。スターブルティン紙の記事はこちら。スターブルティン紙によると、『イケナ』に収録されているのはすべてオリジナル曲だそうです。前回のティア・カレレのアルバムがほとんどトラディショナル曲だったことを考えると大きな変化ですし、いわゆるトラディショナル、古典的な楽曲を収録する多くのミュージシャンとも対照的です。
ハワイのナホク賞で評価されているような音楽は、グラミー賞にノミネートされても、最終的に勝てません。この状況はもう変わらないのかな。うがった見方をすれば、みんながダニエル・ホーの音楽に飽きたら、他の人たちにチャンスがめぐってくるのかもしれませんね。