Nona Beamer(1923-2008)が今朝亡くなられたそうです。アドバタイザー(2008年4月10日)が報じています。ノナ・ビーマーはハワイ島で生まれ、カメハメハスクールを卒業し、大学で人類学を学んだ後、カメハメハスクールで教鞭をとりハワイ語ハワイ文化を教えました。古典フラの復興に尽力した人物でもあります。(著書にNa Mele Hula1巻と2巻があります。)記事によると50年代から熱心にフラを教えていたとあります。70年代のハワイアン・ルネッサンスはノナ・ビーマーのような人物の活動が下地にあるわけですね。
ノナ・ビーマーの祖母はキモ・フラの作者として知られるヘレン・デシャ・ビーマーです(今年のメリーモナークではカレオ・トリニダッドがワヒネの団体アウアナのカイとホイに使っています)。ビーマー家は音楽一家として知られていて、ノナ・ビーマーの息子ケオラとカポノも著名なハワイアン・ミュージシャンです。例えば2人が出したCDにHonolulu City LightsやHawaii's Keola & Kapono Beamerがあります。
先日はケアヒ・アレンの訃報をお伝えしたばかりですが、ジェノア・ケアヴェに引き続き、ハワイアンミュージックにおけるアイコン的人物が相次いで亡くなったことになります。