2007年8月10日金曜日

Haoleは差別語か

Honolulu Weeklyの最新号(Aug. 8-14, Vol. 17, Num. 32, p. 31)にHaoleということばに関するインタビュー記事が掲載されています。インタビューに答えているのはハワイアンスタディーズの先生です。

昔からHaoleはいわゆる「白人」に対する蔑称か否かという論争があるのですが、記事の結論としてはこの単語の歴史的背景(よその土地から来た者)を考えれば差別語とはいえないとなっています。

社会言語学の立場からすれば、言語使用の「文脈、状況」を見ようよということになるかと思います。ことばの起源は文脈を構成する1要素でしかありません。

また、話し手がどんな意図を持っているにせよ、聞き手の解釈も無視できません。

仮にHaoleが差別語だとしても、まだ問題は山積しています。問題なのは差別をする意識のほうだから、ことばを置き換えても意味がないと考える人もいます。置き換えたことばがまた差別語になってしまうでしょうし。一方で、だからといって差別的な意味合いを持つことばを使い続けると差別を助長すると考える人もいます。安易な置き換えをせず、差別意識に働きかけるならば、差別語に対する人々のLanguage Awarenessを高めることが取りうる1つの手段ということになるでしょうか。